睡眠時無呼吸症候群(SAS)オンライン診療

 

当院ではSAS検査、CPAP治療のオンライン診療を実施しております。

  • 通院するのが面倒くさい、時間がない
  • 毎回の対面診療での待ち時間をどうにかしたい
  • SASの検査を受けたいが時間が取れない

などでお困りの方はご相談ください。

※ 他院で通院されている方もオンラインへの切り替えが可能です。
※ 初診からCPAP導入までの間に1回は対面診察をお願いしております。

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治療の流れ

STEP01:オンラインまたは対面診療

オンラインもしくは対面診療にて、日ごろの睡眠に関する問診を医師が行い、SAS検査の手配をさせていただきます。

STEP02:簡易検査または精密検査(PSG検査)

検査機器をご自宅(またはご希望の場所)にお届けします。
マニュアルに従って装着し、2日間検査を行ってください。日頃からアルコールを飲まれる方は、軽度であれば飲酒した状態で検査を受けていただいても結構です。
測定後は同梱されている伝票を使用してご返却ください。

他院で簡易検査を受けている方、検診等の簡易検査ですでに異常を指摘されている方はPSG検査を初回検査から実施いたします。

STEP03:検査結果

検査機器の返却後、7~10営業日で当院に検査結果が届きます。結果が届きましたらご連絡いたします。
オンライン診療または対面診療にて、検査結果と治療方針を決めるため診察を行います。

簡易検査でAHI(無呼吸低呼吸指数)が15以上の方は、精密検査(PSG検査)をお勧めいたします。

精密検査(PSG検査)でAHIが20以上の場合、CPAP治療の適応となります。
また簡易検査でstrong>AHI(無呼吸低呼吸指数)が40以上の場合、精密検査(PSG検査)は実施せずにCPAP治療の適応となります。

 

簡易検査と精密検査(PSG検査)って何?

簡易検査は、SASがあるかないかを調べる検査となります。
10秒以上の呼吸停止または低呼吸が1時間に何回くらいあるか(無呼吸低呼吸指数:AHI)を簡易検査で調べます。

簡易検査の結果でAHIが15以上で、脳波や睡眠の質(深さ)などを検査する必要がある場合は精密検査(PSG:ポリソムノグラフィー)を実施します。

検査装置は簡易検査のセンサーと合わせて、複数のセンサーを装着することで睡眠中の脳波、睡眠の状態、睡眠の質、呼吸の換気運動などの測定も行います。
検査費用は3割負担の方で簡易検査が約3,500円、PSG検査が約11,000円がかかります。
別途所定の診察料等がかかります。検査キットの送料は検査料金に含まれています。

精密検査(PSG検査)でAHIが20以上の場合、CPAP治療の適用となります。

在宅簡易検査

在宅簡易検査在在宅で携帯型睡眠時無呼吸症候群検査機を使用して、呼吸、呼吸努力、イビキ、酸素飽和度、脈拍数、体位、体動の7項目の測定を行い、睡眠を専門とする臨床検査技師が解析を行います。

AHI≧40でCPAP療法の適用となります。 AHI<40の場合は、精密検査の対象となります。

在宅PSG検査

在宅PSG検査在宅で専用の睡眠検査キットを使用して、脳波・眼球運動、呼吸、呼吸努力(胸及び腹の動き)、イビキ、酸素飽和度、脈拍数、オトガイの筋電、体位、体動の10項目の測定を行い、睡眠を専門とする臨床検査技師が解析を行います。

今まででは入院で行われていた内容に匹敵する検査が在宅でもできるようになりました。 AHI≧20でCPAP治療の対象となります。

動画で利用方法を確認

 

治療法

CPAP治療について

CPAP治療は、中等症から重症の睡眠時無呼吸症候群(SAS)において最も確実性の高い治療法です。
睡眠時にマスクを装着し、気道の圧力を上げて塞がらないようにすることでいびきや無呼吸・低呼吸を防止します。

CPAP治療をすると以下のようなリスクが軽減します。

  • 1. SAS患者さんは心筋梗塞や心不全といった心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳卒中のリスクが約3倍増加しますが、CPAP治療によりリスクが軽減し、心血管死亡率が減少することが知られています。
  • 2. 夜間の無呼吸による低酸素状態は脳の老化を早めてしまう恐れがあります。CPAP治療によって将来的な認知機能の低下を予防することが期待されます。
  • 3. 日中の眠気が改善されることにより生産性が向上し、記憶力等がアップします。
  • 4. 深い眠りを得ることができるので夜間の頻尿の改善が期待できます。

CPAPの使用料は全て保険適応となっております。3割負担の方で約5,000円/月となります。

※ オンライン診療でCPAP治療を続ける方は毎月の診察が必要となります。
※ ご希望の方は高血圧、高脂血症、糖尿病などのお薬も合わせて処方いたします。担当医にご相談ください。

 

CPAP治療についてよくいただくご質問

Q1. 子供の睡眠時無呼吸症候群は?

小児でも睡眠時無呼吸症候群(SAS)になることは知られています。
小児のSASの場合、アレルギー性鼻炎による鼻詰まりやアデノイド肥大、扁桃腺肥大、顎が小さいことなどによる空気の通り道が狭くなることが原因のほとんどを占めています。また最近では肥満からくる無呼吸のことも多くなっています。

小児のSASは睡眠の質の悪化からホルモンの分泌障害を生じ、成長障害、IQの低下、集中力の低下だけでなく、おねしょや日中の眠気による学力低下を引き起こします。
小児の無呼吸は大人と診断基準が異なり、1時間あたりの無呼吸低呼吸数(AHI)が1.0以上で診断となり、5.0以上は何らかの治療を要し、CPAP治療を行っている小児の方もおります。
当院では小児のSASについても対応しております。

※小児のSASは西澤医師または井上医師が対応いたします。対面診療、オンライン診療ともご予約の前にお電話で診療可能日の確認をお願いいたします。
※グループの診療所である南砂町おだやかクリニックでも対応可能です。

 

Q2. 女性の方の睡眠時無呼吸症候群は?

男性の方がかかるイメージが強いですが、女性の方でも閉経すると睡眠時無呼吸症候群(SAS)が発生することあることが知られています。
また、肥満がある方は閉経前でもSASになることあります。
いびきがひどい方、日中の眠気が強い方など症状が当てはまる方は検査をお受けください。

また、妊婦の方もSASになることがあります。
夜間睡眠中の低酸素状態は胎児への影響も出る可能性があるため、検査診断を受けることをお勧めいたします。

 

Q3. 飲酒と睡眠時無呼吸症候群は関係ありますか?

アルコールは寝つきが良くなると感じる一方で、眠りが浅くなったり、途中で目が覚めたり睡眠に悪影響を与えます。
また、睡眠中に上気道を広げる筋肉の活動を抑制させ、舌がのどに落ち込み気道が狭くなり、いびきをかきやすくなることで無呼吸が起きやすくなります。

 

Q4. 睡眠時無呼吸症候群を放置することで招くことは?

睡眠時無呼吸症候群による低酸素は、血管に炎症が生じて動脈硬化を進行させます。また、動脈硬化によって心筋梗塞や脳卒中を発症する確率が高くなります。
夜間の睡眠が悪いとホルモンの分泌や自律神経の乱れから、血糖や血圧の上昇、体脂肪の増加などをきたし、糖尿病を悪化させたり、高血圧の原因にもなるため、正確な診断と積極的な治療が必要です。

 

医師紹介

成井 浩司

成井 浩司なるい こうじ

  • 赤坂おだやかクリニックスリープヘルスケアセンター長
  • 医療法人順齡會理事
  • 虎の門病院で日本で最初にCPAP治療を初めた睡眠時無呼吸症候群治療の第一人者。日本睡眠学会専門医、指導医。これまでに100万人以上の方にCPAP治療を行ってきた実績があり、政治家、企業家、芸能人など治療を行ってきた人は多岐にわたる。現在も厚生労働省、政治家らとともに睡眠医療の発展のために尽力を尽くしています。

 

西澤 寛人

西澤 寛人にしざわ ひろと

  • 医療法人順齡會おだやかクリニック理事長
  • 順天堂大学循環器内科在職中に成井浩司先生に睡眠医療について指導を受ける。無呼吸症候群治療の他、循環器疾患、生活習慣病などの治療も併せて行っています。

 

井上 宏一

井上 宏一いのうえ ひろかず

  • 医療法人順齡會副理事長 南砂町おだやかクリニック院長
  • 日本内科学会総合内科専門医

 

盛永 大夏

盛永 大夏もりなが だい

  • 医療法人順齡會理事 赤坂おだやかクリニック院長
  • 認定内科医:日本病院総合診療医学会認定医

 

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